パリ散策3

すばらしいお天気の週末ですね。なのに、なのに、、今週は体調がすぐれず、予定を幾つかキャンセルして家でまったり過ごしています。毎年この時期、季節の変わり目でどうにも不安定。まあぼちぼちと様子を見ながらやり過ごすしかありません。

あんまりぼけっとしててもなんなので、ブログでも更新してみようかと思います。
同じように体調不良なみなさんも多いみたい。どうぞお気をつけて。お互い乗り切ってまいりましょう〜。

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22. Jan. 2014

パリ3日目。水曜の朝。昨夜遅くまで作業を頑張った結果、荷造りはほぼ終わっている。いつもは出発前夜の朝方まで梱包に追われているのに。我ながら快挙としか思えない。今日は余裕を持って巡れそう。

どんよりと重い空。ローズベーカリーのマフィンを温め、朝ごはん。さすが。何を食べても外れなくおいしい。コリッシモを抱えて外出、ポストに寄って出荷を済ませる。サントノレをぶらりと歩く。このあたりパリのど真ん中で、街並が一段と古い。賑わうパン屋。あ、ジュリアンか。行列につられて入店、アプリコットのフランを買う。ルーヴル通りを超えて、脇道へ折れる。パサージュを通り抜け、静かな路地に鮮やかな壁画を発見。Aki Kurodaのサイン。日本人画家の作品らしい。
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久しぶり、パレロワイヤルにやってきた。工事中で規模が縮小されている。ビュレンの柱の周りでは写真を撮る観光客もちらほらいるが、庭園内にはほとんど人影がない。
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先生に引率された子供達が、ドロ巡のような遊びをしている。フレーズを歌ってからわ〜っと散ってゆく。パレロワイヤルで鬼ごっことは、なんとも贅沢。ベンチに座り、フランを食べる。大きすぎて途中でギブアップ。一角にコクトーの写真展示がされている。散策するコクトーの姿。どれもめちゃくちゃ恰好いい。というよりは恰好よすぎる。いや、恰好つけすぎているような。芸術家なんて皆ナルシスト、当然か。
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回廊を抜け、裏道へ。マルジェラのブティックにソルドの文字。スノビッシュな界隈を歩く。
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レトロな劇場の前を過ぎて、秘密の抜け道のような階段を上がる。すこしずつ雰囲気が変わり、賑やかになってきた。KUNITORAYAはお休みみたい。流行のカフェTelescopeの前にはお洒落な若者たちが溜まっている。サンタンヌに出て、角を曲がるとAce Gourmet。韓国ランチ、いいかもしれない。入っちゃお。スタッフは全員コリアンで活気がある。BENTO €9。カウンターにずらりと並ぶ総菜の中から好きなものを組み合わせ、ご飯とともに盛りつけてもらう。メインは鶏の煮込み。これ、本気で辛い。付け合わせには、じゃがいものナムル、おでん、ほうれん草、蓮根のナムルを選ぶ。みそ汁もついて、かなりのボリューム。

リヴォリに戻り、バスに乗る。一昨日休館だった市立近代美術館へ。よかった、今日は開いている。目当てのマティスを目指し、大きな扉を開ける。目の前にダンスが飛び込んできた。「未完成のダンス La Danse inachevée」というタイトルの、色味を抑えた作品。奥に進むと色鮮やかな「パリのダンス La Danse de Paris」。反対側の壁一面にはダニエルビュレンのカラフルなストライプ。この贅沢な空間で、アライアの企画展が開催中。マティスをバックにアライアとは、凄いなパリは。まわりのお客さんはマティスには目もくれず、皆ドレスに夢中。私だけが壁を見上げている。ああ来てよかった。その後常設展をさらっと巡る。見覚えのある絵。レオナールフジタの「キキ」がある。これが噂の肌色か!素晴らしくて立ち去り難い。

ミュゼを出て、左岸に向かう。モンパルナス方面に行くバスが来たので乗ってみる。デュロック付近で降り、気になるカフェを目指し歩いていると、突然マダムに話しかけられる。よくわからないと言ったのに、構わず身の上話のような内容を話しながらしつこく付いてくる。エキセントリックであまり関わりたくない感じ。メトロの入口に逃げ込むと、さすがに諦めたみたい。ふぅ、なんだったんだ。乗る気のなかったメトロにてセーブルバビロンへ。コンラン前でまたまたマダムに話しかけられる。身なりのいいかなり上品なマダム。話し振りからフランス人ではないかもしれない。駅の場所を聞かれたので、わかる範囲で答えておいた。メトロなんか乗ったこともなさそうな雰囲気だった。今日はいろいろなことが降りかかってくる日なのかもしれない。
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空が暗い。今にも雨が降り出しそう。探していたCoutume Caféに到着。想像どおり、センスのいい内装、お客もスタッフも洒落ている。店内に響き渡る話し声。少し賑やかすぎるかも。カプチーノを注文すると、フラスコに入ったお水が一緒にサーブされた。隣りのテーブルでは、若いカップルが英語でマシンガントーク中。Wi-fiを繋ぎ、メールをチェックしたり。ひと息ついて気持ちを切り替える。雨が降り続いているから、なかなか席を立つ気になれない。でもそろそろ出掛けなきゃ。食材を買い出しにグランエピスリーに向かう。改装を終えて、店内の配置がすっかり変わっている。バターを物色。カートにどっさり詰めていたら、隣りのムッシュはさらに豪快に買っていた。

雨が本格的になってきた。やはり傘を持ってくるべきだった。リュデュバックまで移動して、美術館を探し歩く。Musée des Lettres et Manuscrits 手紙と直筆書簡の美術館。
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目当てはコクトー展。今日はコクトー三昧だな。展示の規模は小さいけれど、コクトーが友人たちに宛てた直筆の手紙、日記などがショーケースに並んでいる。ピアフに宛てたものなどもあって興奮気味。みなウインドーに顔をくっつけて食い入るように眺めている。ああ、フランス語がもっと読めたらいいのに。地階は常設展示室。さまざまな分野の著名人による手書きの書簡が所狭しと並んでいる。中世の王たちによる筆跡に釘付け。紙やインクの風合いもたまらない。
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さて最後の買い出し。サンシュルピスまで歩き、Patrick Rogerのブティックへ。夕刻で店は混雑気味。近隣に暮らすブルジョワジーなお客様がスマートに買い物を済ませていく。列のいちばん後ろに並び、順番を待つ。若くきれいなマドモアゼルに説明を受けながらショコラを選ぶ。オランジェット、ガナッシュ、シトロンやピスタチオのボンボンショコラ。単品で気になる数種を購入。カタログやパッケージのデザイン、ディスプレイも独創的で美しい。どんな味なんだろう、楽しみ楽しみ。

お次は薬局CITYPHARMA。最近ここに来ると、怒濤の接客で攻め立てられる。コスメの棚を物色しているとマダムが話しかけてきた。キター。私のカートを覗き込み、アナタは何故それを選ぶのか?とストレートに駄目出し。いや、そう言われてもねぇ。フランス産で伝統のあるBIO100%のシリーズを勧められる。年令を聞かれ、アンチエイジング用に美容液も。リーズナブルで良質と、説得力のある接客。そこまで言うなら使ってみるか。数ヶ月分のコスメをまとめ買い。

デプレの教会。雨は少し小振りになってきたみたい。横道に入るとマグナムのオフィスがあった。ビュッシに抜けて、Cartonに寄ってみる。閉店間際でパンの種類は少ない。スーパーでチーズやお菓子を買い足す。まだ買うか!今夜の夕飯は、冷蔵庫に残っている食材で軽く済ませよう。da rosaで生ハムを数枚スライスして貰う。ラテンなムッシュがノリノリで対応してくれる。ソーテルヌのチョコを試食、やはり美味しい。誰かのお土産にしてもいいな。買っておこ。Hotel La Louisiane。エントランスを見上げ、写真に収める。

さ、そろそろ家に戻ろう、セーヌに向かって路地を歩く。大好きな散歩道。ギャラリーのショーウインドー眺めながら、ポンデザールへ。日が落ちて暗くなったセーヌを眺め、ほぅとひと息。今回のパリ滞在もこれにて終了。いい旅ができたなあ。ルーブルの中庭を抜け、帰路に着く。

リビングにてささやかな晩餐。バゲットにバター、ブリー、生ハムを挟みサンドウィッチ。残っていたオリーブや果物を片付ける。食後のお茶を飲みながら、イザベルとおしゃべり。静かにジャズが流れている。互いの仕事や家族、人生などについて会話を交わす。自由に生きてきたイザベルはとても素敵。まだ会ってから間もないのに、私の本質をよくわかっているみたい。明日は朝早い出発だから、寝過ごさないよう気をつけて。ボンニュイ。
by 84vaucluse | 2014-05-17 13:17 | 2014 Paris・Portugal
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