ロンシャンへ

連休まっただ中。昨日は豊川まで出掛けてきました。
新緑のドライブは気持ちがよくて、連れ出してくれた友人に感謝です。
新しい出会いもいろいろ。ご一緒させて頂いたみなさま、ありがとうございました。
これからの展開が楽しみです。

さて。書きかけていることがあれこれあって中途半端になってます。
昨年のパリ日記も数日分を書き残したまま。気になってはいるんですけどね。
中でもロンシャン礼拝堂を訪れた記録については、別口で詳しくまとめておきたいと思っていました。旅の記録は基本自分的な覚え書き。でもロンシャンについては実際に行ってみたいという方のきっかけや手助けになればいいなという思いがあります。近々ロンシャンに行ってみたいという知人へのアドバイスも兼ねて、ロンシャン詳細レポを綴ってみます。
なにかしらのお役に立てば嬉しいかぎり。


+ + +
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ル・コルビュジエによるロンシャン礼拝堂。
いつかは行ってみたいなと以前より機会を伺っていました。
パリから日帰りで訪れる場合、近隣の街(BERFORTやLURE)まで列車で向かい、タクシーを見つけてロンシャンまで往復して貰うというのが一般的なよう。
でもなぁ、それじゃあなんだか味気ない。旅のスタイルには各々好みがあると思うけど、私は出来るだけ公共の交通機関で動きたい。しかも難しいよと言われると俄然やる気が湧いてくる。あまのじゃく、笑。
ロンシャンという小さな街外れの丘の上に建つという礼拝堂。ならば歩いて巡礼者のように訪ねてみたいという想いもあってプランニングを開始しました。

心配な点はロンシャンが無人駅で電車の本数が限られること、丘の上に建つ礼拝堂まで坂道を登らなくてはならないこと。これでも一応女子なのでひとりでは不安もあります。今回は友人と一緒という安心感もあり、決行となりました。

私たちの取った旅程は以下のとおり。2012年5月当時のものです。参考にご覧くださいね。


◆ aller・往路 

6h15 PARIS GARE DE LYON → 8h38 BERFORT MONTBELIARD TGV   
 
路線バスにてBELFORT VILLEまで移動 

11h22 BELFORT VILLE → 11h24 RONCHAMP 
  
◆ retour・復路 

15h41 RONCHAMP → 15h58 BELFORT VILLE

16h50 BELFORT VILLE → 20h46 PARIS EST  

 

パリから日帰りでロンシャンを訪れる場合、最もシンプルでわかりやすいのは、パリ東駅から在来線を使って往復する方法だと思われます。
ただこのルート、乗り継ぎがあまりよくなく、移動時間がかかりすぎる。
タクシーを活用しない限り、効率よく動くことは難しい。

他のルートはないかと、フランス国鉄SNCFのサイトを駆使し探し当てたのが、往路TGVを使うというもの。パリからベルフォールまではTGVで、ローカル線に乗り継いでロンシャンへ向かう。上手くいけば昼頃には礼拝堂に着けそうだ。
問題はベルフォールでの乗り継ぎ。TGVが停車するBERFORT MONTBELIARD駅は、街外れのかなり辺鄙な場所にあり、ローカル線が発着する街中のBELFORT VILLE駅まで自力で移動しなくてはならない。バスが走っているという情報は得たものの、詳しいことは行ってみなければ分からない。まあこういう場合、列車の到着に合わせてバスが来るようになっているだろうからなんとかなるんじゃないかなと、楽観的に考える。

パリ-ベルフォール間のTGVは、Prem'sという早割プロモーションチケットを利用して€25。早朝便ということもあり、かなり安かった。
これにベルフォール-ロンシャンのローカル区間を別途手配。早割の設定はなく、当日現地で購入した。ノーマル料金で€9.20。

往路は、ベルフォールからパリまでダイレクトに戻って来られる列車を選ぶ。この区間、午後から夕方にかけて数本の直通列車があるもよう。多少時間はかかるけれど、乗り換えもなくとても楽チン。往復異なるルートのほうが車窓の変化も楽しめて飽きることがない。パリ着が少々遅くなってしまうが、5月なので日も長いだろうとこの便に決定。
ロンシャン-ベルフォール-パリ、通しで買って€55.90。前日にパリモンパルナス駅にて購入しておいた。

交通費はトータルで€90.10。バス代を含めても€100以内に収まった。なかなか満足。



さて当日。早朝のTGVに乗車するため、リヨン駅へ向かう。
部屋を出てから気がついた。早すぎてメトロがまだ動いていない、、
しまった!昨晩タクシーを頼んでおくべきだった。
少しでも駅に近づこうと中心部に向かって歩き、始発を待ってメトロに乗車、なんとか遅刻を免れた。
こういう時こそヴァリヴを使えばよかったかもね。いずれにせよ、早朝の移動は要注意。

駅に着いたら自分の乗る列車番号をパタパタと動く大きな掲示板でチェックして、指定されたホームに向かう。
TGVは車両数が多く、自分の席を見つけるのに時間がかかることもあるので、ここでもじゅうぶん余裕を持って。
友人とは席が離れてしまったので、ひとり席に付く。

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チューリッヒ行きのTGV。早朝のせいか車内はガラ空き、ビジネスマンなどがまばらに乗っている程度。
好きな場所に移動してぼーっと景色を眺める。この時間がすごく好き。
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列車は東に向かってどんどん高度を上げていき、途中ブザンソン-フランシュコンテ駅に停車。
コンテ好きとしては、この地名を聞くだけでワクワクしてくる。
いつか本場でコンテを食べてみたい。
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BERFORT MONTBELIARD駅に無事到着。今回のように乗り継ぎが多い場合、列車の遅れは致命的。不測の事態に備え、気持ちの準備はしておいたほうがいい。
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フランスのTGV駅はどこもデザインが逸品で、無駄のない格好よさ。構内のキオスクにてバスチケットを購入し、外に出る。
雨は降っていないものの、白く霞んで肌寒い。
バス停は駅舎を出て右に進み、駐車場を抜けたあたり。他にもバスを待つ人がいたのですぐに分かった。
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ところで乗車時、紙のチケットを持っていたのは私たちだけだった。みなさんはスマホの画面に読み込んだコードを運転手さんに見せるだけ。キオスクのお兄さんが「ウェブからコードを読み取れば半額になるよ」と言っていたのはこのことだったんだ。なるほど。チケットレスで経費削減、そのかわり運賃も割引とは合理的なシステム。

15分ほどでバスはBERFORT VILLEに到着した。ややこしいですが、こんなふうに同じ街でも複数の駅があるのはよくあること。
駅名をフルネームで覚えるようにするとわかりやすい。

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ロンシャンまでのチケットを購入し、電車の時間を確認しておく。ネットで検索していても必ず現地で再確認すること。これも鉄則。待ち時間を使って街に出る。なんてことのない地方の小都市だけど、はじめて歩く見知らぬ土地は何かしらわくわくする。飲み物やお菓子を買い込み、駅に戻ってきた。

やってきたのは1両編成の短い電車。ロンシャンまでは20分ほど。
乗客は大勢乗っていたものの、ロンシャンで降り立ったのは私たちのみ。乗ってきた列車を見送るとホームにぽつんと残された。
ここにヒトリきりだったら、さすがに心細かっただろうな。
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誰もいない無人駅。
駅舎も無く簡素な看板が建っているだけ。
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礼拝堂への道筋を示す標識に従い、歩き始める。
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by 84vaucluse | 2013-05-01 23:31
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