カテゴリ:2016.9 Paris( 10 )

郊外のアンティーク市へ

Foire de Chatou, quartier Saint-Blaise


2016/9/23 昼間はまるで夏のよう

明け方前、寒さに震えて目が覚めた。
部屋が地上階にあることもあり、深々と底のほうから冷えてくる。
とりあえずありったけの服を着て、カイロも貼って暖を取った。
予想はしていたので、朝になったら明日に備え、家の中を物色し布団や毛布を探し出そう。

なんやかんやでずいぶん早起き。
暖かいミントティーでも飲みながら、ゆっくりと今日のプランを練る。
今朝はまずパリ郊外で開かれているアンティークフェアへ出掛ける。
20区の端からは真逆の方角なので、メトロやRERの乗り継ぎを確認しておく。

予定より早く8時半ごろ家を出た。
まだ外はほの暗さが残っていて、サンブレーズ通りも静かな佇まい。

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バスに乗り、Alexandre Dumasへ。メトロに乗り換える前に、パン屋に寄ってクロックムッシュを買っておく。温められたチーズの匂いが香ばしい。
NationよりRERに乗車。この駅乗り継ぎしやすくていい感じ。
A線で30分。Ruei-Maimaisonに到着した。
まだ少し時間があるので、さっき買ったクロックムッシュを駅のベンチで食べる。
えーうそなにこれ、美味しくない。最後まで完食するが、なんだか腑に落ちない。
お口直しにと売店でカフェを買うが、これもまた、おいしくない。テンション下がるよ。

そうこうするうちに駅と会場を結ぶプチトランがやって来た。
乗車したうち約半数が日本人。現地で暮らしている方々が大半だけど、観光客風の方もいる。ここってそんなに有名だったっけ?ちょっと驚き。
川の中州にあるフェア会場までトランで向かう。今日も快晴。気分最高。
入場料を支払い会場内へ。この時点でかなり気温が上がり、夏のような日差しが照りつけている。暑さとの戦いだなあ。
数時間、汗だくになりながら頑張った。そろそろお昼にしようかな。
朝ごはんのクロックムッシュが残念だったので、リベンジしたい気分。

この市の起源は中世のころに遡る。古くからパリ郊外の裕福な住宅地だった土地柄で、クリスマスに向けて当時高級品だったハムなどを売る市として開かれたのが始まりらしい。その名残りが今も見られ、ソシソンをぶら下げて売るストールや自慢の料理を提供するブースなどが賑やかに並んでいる。
しっかりとした一品料理も食べられるが、もう少し軽めがいいな。
フォアグラを売る屋台があって、その場でサンドウィッチを作ってくれる。ここにしよ。
周りのみなさんはシャンパンとのセットを頼んでいるが、私はサンドウィッチだけ。
軽く温められたパンにフォラグラ・ド・カナールのみが挟まれている。シンプルこの上ないサンドだけど、さすが!美味しい。

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気温はますます高くなり、夏が戻ったような気分になる。天気がいいのは有り難いけれど、体力の消耗も半端ない。さ、そろそろ引き上げよう。
再びトランで駅へ戻り、RERに乗り込んだ。
乗り合わせた初老の男性。あちらもフェア帰りらしく、大きな絵画を抱えている。
たわいないの会話を楽しみながら、パリまで戻ってきた。

無事帰宅。お疲れさま。

部屋にて休息。少し元気が回復したので、夕方のご近所散歩に出掛けてみる。
教会からさらに東へ歩いていくと、家主がおすすめしてくれた小さなテアトルがある。週になんどかフリーで聴けるライブがあるらしい。この時間はまだ閉まっていて、窓から中を覗き込むと、使い込まれたウッドフロアに椅子が置かれ、すごくいい雰囲気。明日の夜にはライブがあるので、余力があったらぜひとも覗きに来てみたい。

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道を渡り、引き返す。
わあ、すてきな建物発見。

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教会に入ってみる。
ちょうどこれから、パイプオルガンの練習が始まるみたい。

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車の通る道路から、教会は一段高い場所にあって、見下ろすとまるで映画のセットのよう。
この辺り、かつてはシャロンヌという村だった。パリ市に編入されたのは1860年のこと。
フランス人が愛着を込めてヴィラージュと呼ぶ、昔ながらのカルティエの雰囲気を残していて、本当に心地いい。

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教会の脇に架かる橋の下はこんなふう。あのトンネルの奥どうなってるんだろう。
ここにはかつてパリ市をぐるりと取り囲む環状鉄道プティト・サンチュールが走っていた。廃線になった今も、ところどころに痕跡が残っている。
ブラタモリパリ編的な、笑

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線路に面した右手には、フィリップ・スタルクがデザインしたホテル・ママシェルター。
中は程よくラグジュアリーで、週末のブランチには洒落た人達が集ってくるらしい。
向かい側には廃駅を利用したライブハウスがあり、夜はかなり盛り上がっている。

バニョレ通りを降りていく。
ビオスーパーを過ぎたところにすてきな煉瓦のお宅。パリらしくない雰囲気で、まるで英国にいるみたい。
この細道を折れてみよ。

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角っこのレストラン。セッティングがなかなかすてき。
カトラリーを横向きに置いている!

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緩やかな坂道を上がっていくと、左手に小学校。斜め向かいの公園には、学校帰りの子供たちが所狭しと走り回る。

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突き当たりの一帯は小さな自然公園になっている。街中とは思えない緑の空間。
先ほどの公園よりも年少の子供たちが、パパやママと遊んでいる。
こんな場所があったなんて!!パリにいるとは思えない。
遊歩道が通っていて、子供たちが池のほとりで探検中。歓声をあげて愉しそう。
あああ気持ちいい。森のなかに居るみたい。

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Bio C' Bonでお買いもの。
店内はそんなに広くはないけれど、野菜果物、チーズから食材全般、化粧品などの日用品まで、ひと通りどんなものでも揃ってる。
隅から隅までくまなく探索。
小ぶりのメロン、オリーブ1cup、初めて見るパッケージのバター2種、アールグレーのティーバック、パッケージがかわいいチョコレート、お土産にできそうな粉末のポタージュスープなどを購入。
部屋に戻って食材を置き、今度はサンブレーズ通りを下って行く。
坂の先はぐっと下町度が増し、暮らしている人たちの雰囲気も変わってくる。
エマウスに寄り、今すぐ使えそうな小鍋とキーホルダーを買う。


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今夜の夕食は、ご近所のカジュアルレストラン。ここも家主のおすすめ店。
舗道のテラス席には10人ほどのグループが居て、ワインを空けて賑やかにアペリティフを愉しんでいる。外は寒いので、私は迷わず店内に座る。
軽めに食べようと、プラとデセールを頼むことに。

黒板に書かれたメニューより、マグロを選ぶ。
thon mi-cuit。白米とクルジェット、キャロットが添えられている。ほのかに生姜風味。
表面を軽く炙ったマグロの切り身、味付けはとても軽くあっさりしている。量も少なめなのでさらっと平らげた。

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デセールにはpeche rôti。小さな桃を半分にカットしロースト。ソースは白チョコレート。ラベンダーがパラリと散らしてある。
ラベンダー!驚き。これすごーく美味しいんだけど、びっくりするくらい量が少ない。3口くらいで終わってしまった笑。
食後のカフェを飲み、ご馳走さま。

睡魔が一気に襲ってきた。徒歩30秒で帰宅。
部屋に戻ってオヤスミナサイ。


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by 84vaucluse | 2016-11-05 19:38 | 2016.9 Paris | Comments(0)

20区サンブレーズの宿

J'ai loué des appartement quartier saint Blaise.



2016/9/22 爽やかな午後 

今日から5泊、アパルトマンを借りる。
家主は現在留守中で、ハウスキーピングを担当している女性と待ち合わせることになっている。15時。家の前ですんなり合流。鍵を貰い、部屋の中をひと通り案内してもらう。
早口のフランス語で捲し立てられ、一見コワそうな雰囲気もあったけど、別に悪い人では無さそう。帰り際に何度も、メトロではスリに気をつけるよう注意を受けた。
ハイ、気をつけます。

あっという間に彼女が去って、ひとりになった。
荷解きをしながら部屋の体裁を整える。その間に洗濯機を回しちゃおう。

今回もAIrbnbにて予約。なんだかんだと調べるものの、ここ数年はほぼこのサイトを利用している。
私の場合、立地、価格はもちろんのこと、部屋のインテリアが重要な検索基準となる。
好みの部屋で過ごしたいというのは勿論のこと、暮らしのセンスは人柄や人生観をダイレクトに反映するので、気持ちのいい滞在先を探し出すには欠かせない要素だと確信してる。
ここは写真で見かけた時から、わっ可愛い!とすごく気になっていた物件。しかもお安い。
20区のこのカルティエにも興味があって、いちど泊まってみたいと思っていた。

教会から南へ伸びるサンブレーズ通りは車がほとんど入らなく、住民たちの歩行者天国のようになっている。
アパルトマンは通りに面して玄関があり、ドアを開けるとアトリエになっている。ここはふだん家主が仕事場として使っている空間。
ミシンが置かれており、布のオブジェなどを作る方のよう。

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その奥が居住スペース。
キッチンには4口のガスコンロ、オーブン、冷蔵庫など、必要なものが揃っている。
仏家庭には必ずティファールがあるから、お湯もすぐに湧かすことができる。
調理器具はそのお宅の状況による。料理をよくする人ならば、鍋などの調理器具や調味料が充実している。ひとり暮らしのお宅だと、必要最低限ということもある。
ここは完璧。食器も多く、何ひとつ不自由はない。
ただひとつ困ったことは、冷蔵庫のドアがなかなか閉まらなかったこと。
パッキンが弱くなっているようで、バタンバタンと10回くらい閉めるうちになんとか止まるという感じ。
そういえば前にもこんなことがあったなあ。日本ではあり得ないけれど、これってパリあるある?!なのかも。
始めは苦戦していたが、だんだんとコツがつかめてきて、最後にはだいぶ楽に閉められるようになった。

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リビングダイニングは中庭に面している。
庭といっても住民共有のスペースで、ご近所さんの姿を見かけることもある。
左隣りはオフィスになっていて、お仕事中のムッシュと顔が合うのもなんなので、常に薄手のカーテンを引いていた。

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布で仕切られた奥の間には、マットレスが置かれていて、寝室になっている。
シングルサイズが2つ並べてあるので、ひとりならばかなりゆったり眠ることができる。

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バスルームはシャワーのみ。
電気をつけると自動で換気扇がかかる仕組みなので、換気もばっちり。
浴室内に吊られたアイアンパニエにシャンプー、コンディショナー、ボディソープが数種、よりどりみどり。
タオル類も多めに用意されていて、家主の気配りが伺える。
トイレはセパレイト。これも結構有り難い。

荷物を広げてしまう前に、部屋を軽く撮影する。
色を合わせてコーディネイトされたお洒落な空間。ミッドセンチュリーを取り入れた小物使いや色選びから、たぶん30代くらいの方じゃないかと想像する。自分のいつもの好みとは違うけど、これはこれで楽しいな。
後にわかったことだけど、家主の女性はデコレーション関係のお仕事をしているらしい。
さすがに洒落てるわけだー。
ヴィンテージや布などを上手く使い、センス良く暮らしやすい工夫が至る所に施されている。
エルデコかフィガロジャポンのパリ特集にでも出てきそうなお宅だが、パリだからといって、みんながみんなこんな暮らしをしている訳じゃない。
こんなすてきな部屋を借りられて、ほんとに嬉しい。

家具を動かし、心地いい空間に設え直した。
そうこうするうちに、洗濯が終わったみたい。
背の高い折りたたみのハンガーラックを広げ、洗濯物を室内に干す。
夕刻だけど、まだまだ日が高い。
買い出しを兼ね、ちょっとお出掛け。

近所のお店をチェックしながら、少し歩いてみる。
最寄りには小さなフランプリがあり、日曜以外午後10時まで開いている。重い水などはここで買ってしまえばいいだろう。
バス停のすぐ側にある郵便局。場所を確認し、開いてる時間をメモっておく。
バニョレ通りを緩やかに下っていくと、アレクサンドル・デュマに出る。
この道が程よく賑やかで活気がある。家主がすすめてくれたビオスーパー、設えが洒落ている角っこのレストラン、右手に入ればペールラシェーズ墓地に突き当たる。

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途中からはバスに乗る。76番ルーブルリヴォリ行き。
シャロンヌ通りをまっすぐ走り、20区から11区へ。
はじめて乗るバス路線は興味津々、車窓からお店や景色をチェックする。
大きな交差点の脇にすごく賑わっているシャルキュトリーがある。きっと美味しいだろうとインプット。
よほど空いている時間帯を除いては、終点までは時間がかかる。
適当な場所でメトロに乗り継ぐのが最善とみた。

Ledru-Rollinにて下車、メトロでオペラへ。
ガルニエで行われる月曜夜のバレエ公演チケットを買おうと思ったが、オペラ座前にて気が変わる。本当に行けるかどうか分からないので、もう少し様子をみてから決めよう。
オペラ座を拝んだだけでバス移動。マレ方面へ。
今日のうちに幾つか買い物を済ませておきたいので、お店が閉店してしまうまでに効率よく廻らなければ。

そうは言いつつ、お、気になる路地。曲がってみちゃお。

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アルシーヴ通りのマドモアゼル・ビオにやって来た。
ここはオーガニックの化粧品などを専門に扱うドラッグストア。仏全土でチェーン展開しており、パリにも複数の店舗がある。
いますぐに必要な、パウダリーファンデーション、黒マスカラ、リップクリーム、ミニサイズのローズウォーターなどを購入。

せっかくここまで来ているのだから。そうそうパンドシュクルにも寄っておこう。
ケーキを扱うメイン店舗ではなく、並びにあるパンとお総菜の店に入る。
接客にあたるムッシュに何となく見覚えがあるような気がするんですけれど、もしやシェフご本人?だとしたらなんて働きものなのかしらん。
そのムッシュがたったひとりでオーダーとレジをこなす。私の番、どれもこれも美味しそうで目移りしまくる。
今夜のおかずに自家製のタブレを選び、スコーンをひとつ、レジ前にあったチョコレートとノワゼットの大判クッキーも衝動買い。

あと欲しいものはチーズとバター。
まだ急げば間に合う。サンポールのデュボワへ行ってみよ。
閉店の10分前に滑り込んだが、まだ大勢の買い物客がいる。日本の方がいらしたのでスムーズに買い物が進む。
まずはコンテ。今あるものでいちばん古いという24moisをひと塊。小さめのを選んでもらったが300g €12.90。
ボルディエがあったので一緒に購入。ふう、今日の買い出し無事終了。

目の前がバス停だった。
街灯に灯がついて、西の空が夕焼けに染まっている。
暮れゆく時間。
やっぱり美しいな、パリ。

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by 84vaucluse | 2016-10-30 07:54 | 2016.9 Paris | Comments(0)

9区マルティーユを歩く

walking down the hill, rue des Martyrs, Paris 9eme


2016/9/22 午後から晴れて暑くなる

ベルヴィルからメトロに乗ってピガールまでやってきた。
朝方はわりと冷えて寒いのに、昼近くなると急に気温が上昇する。
1日の気温の流れがだんだん分かるようになってきた。
特に目的はないけれど、マルティーユ界隈に行ってみよう。

この通り、オペラからモンマルトルを結ぶ途中にあって、昔からの商店街。
ローズベーカリーができた頃から、お洒落な店がかなり増えた。
最近でも店の入れ替わりは激しくて、来るたびに何かしら新しいショップがオープンしている。おしゃれといってもベルヴィル辺りのジャンクでラフな感じとはひと味違い、少しリッチで上品な空気が漂う。
食材店が連なっていたころの、庶民派な空気も好きだったので、もうこれ以上オシャレ店は要らないなあ。

マルティーユから1本西の、Henry Monnier通りに行ってみる。
ウインドーディスプレイが素敵なパン屋があったり、チェックしていたカフェレストランもある。想像どおりの素敵な店で、たぶん食事も美味しそう。でも今日は止めとく。レコードが山盛りのヴィンテージショップに立ち寄るが、嵌ったら出て来られなくなりそうなので、さらっとスルー。

Hotel Amourのある通り。この道は店が少なく、静かで高級な住宅街。左岸とはまた違う、独特のゴーシャス感があるなと思う。

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ローズベーカリーをチラ見して、坂を下る。
コルシカ専門食材店Terra Corsa。昔から変わらずここにある。
以前買って美味しかったイチジクのジャムを購入。

ランドゥメンヌの向かいにあるインテリア雑貨やアクセサリーを扱う雑貨店。
ここ何気に好きなのよね。
数年前に購入した黒革のシンプルなショルダーバッグは使い勝手がとてもよく、今では旅の必需品。今回は旅用のお財布を新調してみた。

通りを渡り、あっちこっちへウロウロする。
セバスチャン・ゴダール。吸い寄せられるように入っていく。
まだ帰国までには日があるけれど焼菓子だったら大丈夫。今回はパルミエ。どれを選んでも外さないので順番に色々試している。
後から入ってきたカップルが、自家製ソルベを選んでる。
夏時期だけのソルベワゴンが、店の真ん中に置かれていて、わ、おいしそう!
私も買っちゃお。白桃のソルベをテイクアウト。
今すぐ食べる?と蓋を開けて、スプーンを差してくれた。

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歩きながら、さてひとくち。
甘くない。大人味。白桃の上品な風味にお酒がほのかに効いている。
最初は少し物足りないかなと思ったものの、だんだんとクセになってくる。
もうスプーンが止まらない。ああもうシアワセすぎる。

カデまで歩き、メトロで戻る。
荷物をピックアップして、スタッフにご挨拶。このラウンジとも今日でお別れ。
居心地ほんとうに良かったよ。メルシー、アビアント。

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96番のバスはメニルモンタン通りをまっすぐ登っていくはずなのに、今は迂回をしているみたい。
ペールラシェーズの横を通りガンベッタを経由するから、私にとっては都合がいい。
20区の中心ガンベッタ。区役所もあっていつも賑やか。ここでバスを乗り換えて、南へ下る。2区先のPyrénées-Bagnoletにて下車。

地図で見るとここら辺りはかなり外れているように感じていたけれど、人も車も商店もたくさんあって、予想外に活気がある。
バス停から徒歩5分。界隈のランドマーク、サンジェルマン・ドゥ・シャロンヌ教会。
ここから伸びる石畳の小道の中に、今日からお世話になるアパルトマンがある。
時間どおり、無事到着。

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by 84vaucluse | 2016-10-27 10:18 | 2016.9 Paris | Comments(0)

朝散歩_ベルヴィル

morning walk in Belleville, Paris 20eme


2016/9/22 くもりときどき晴れ

パリ3日目の朝。
今日はホステルを引き払い、新たな宿へ移動する。
先方との待ち合わせは15時なので、それまでは自由時間。
せっかくなのでホステル界隈、ベルヴィルを散策してみようと思う。

ホステルの目の前は大通り。真ん中に遊歩道が走っていて、週に2回朝市が立つ。
ここを超えると向こう側は20区となり、ジャンクな雰囲気が増していく。
まずはこのあたりからお散歩開始。

坂をずんずん登って行く。やはりこちら側11区とはずいぶん雰囲気が異なっている。
下町ぽさはあるものの、住宅街という顔も持つ。夜はちょっと敬遠するけど、昼間ならば怪しすぎる空気は無い。


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突き当たりを左へ折れてみる。右に行けば、ベルヴィル公園に突き当たるはず。

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ジャンキーかと思いきや、とつぜん古い教会などもあり、なかなかに面白い。

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パリは中心部へ行くほどに建物の年代が古くなる。二桁の20区などには比較的新しい建築などもられる。新しいといっても、どうだろう、50〜70年代くらいかな。
なんとなくベルリンのような空気もある。


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ベルヴィルから東へ伸びるメインストリート、ベルヴィル通りに出た。
右に曲がり、坂を少し登ってみよう。
角っこにビオスーパー。へーこんなところに。ミントティーを購入してみた。

しばらく歩くと、大勢の人だかりに遭遇した。
ガイドらしき仏人女性が、建物の前で熱心に解説をしている。
もしかしたら!そう、やはりここはエディット・ピアフの生家だった。


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お隣りの鶏肉屋さんにはアラビア文字。ここはハラルの肉のみを扱う専門店。

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坂道を引き返す。
カラフルなグラフィティがあちこちで見られるのも、ベルヴィルの楽しいところ。

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そろそろお腹が空いてきた。
通りの反対側に目当ての店を発見。

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CREAM。
最近パリで増えている、焙煎豆にこだわったおしゃれカフェのひとつ。
思ったよりも小さな店内。可愛らしいお姉さんがひとりで店番している。
朝ごはんに良さそうなフードメニューが充実していて、迷ってしまう。

カウンターに置かれた焼菓子の中から、バナナケーキとカフェクレーム。
いただきますー。

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美味しい。
ケーキの生地は甘さ控えめ。アメリカ菓子のようなざっくりとした素朴な味ではなく、フランスの繊細さが感じられる。
端っこに付いてる白いクリームがこってり甘くて生地とのバランスがとてもいい。
クリームチーズとレモンヴェール、ココナッツというレシピだそう。うーん満足。

他にも、ほうれん草、キュウリ、りんごのフレッシュジュースだとか、自家製グラノーラとか、気になるメニューが沢山あった。
営業時間は夕方5時半まで。お酒は置かず、コーヒーを飲むためだけのお店。
ここまた来てみたい。

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再び、坂を下っていく。
ベルヴィルは13区と並ぶパリ有数の中華街でもあるので、漢字率も高い。

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かと思えば、おじさん達が集う、こんなレトロチックなカフェもある。

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何これ、ウインナーロールパン?中国人経営のベーカリーで売られてた。
かなり気になる。

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ベルヴィルの名所いえばこの通り。Rue Dénoyez。
なかなか来る機会がなくて、今回初めて立ち寄ってみた。

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たくさんの観光客がカメラ片手に撮影してる。
狭い路地の中ほどでは、工事が行われているみたい。行ってみよ。
クレーン車が建物目がけてガンガンとシャベルをぶつけて、壁を破壊している。
なんとまあダイナミックな。
その様子を興味深く眺める人たち。スマホで動画を撮っている人達もいる。


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通りを反対側まで通り抜けて、ホステルに戻ってきた。
ああ楽しかった、ベルヴィル散歩。
この界わい、パリ好きの間でも好き嫌いが分かれる場所。特に女性には苦手な人も多いと思う。
もちろん夜の治安など、配慮すべき点はあるけれど、私はとても好き。
これもまたパリの顔。いろんな面がメランジェされていてこそのパリだと思うから。

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部屋に置いていた荷物を出してチェックアウト。14時くらいに再び戻ってこればいいからね。
さてどこへ出掛けようかな。


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by 84vaucluse | 2016-10-26 15:49 | 2016.9 Paris | Comments(0)
Musée Picasso, Marais district, le hammam


2016/9/21 抜けるような青空

96番バスでマレに着いた。
この時間はまだ人通りも少なくて、静かでエレガントな路地をのんびり歩く。


前回来たのはいつだっただろう。かなり久しぶりの訪問なのは間違いない。
新設されたチケットブースは広々と快適で、地下に降りてクロークに荷物を預ける。そのまま地階の企画展示を観て廻る。

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天井の低い石造りの倉のような部屋に、陶器で出来た真っ黒な壷が並んでいる。
かっこいい!!
Miquel Barceloミケル・バルセロというスペイン人アーティストによる作品群。展示室とも相まってすごく素敵。
この人、1950年代生まれのスペインを代表する現代美術家らしいのだけど「なぜか日本ではまだ広く知られていない」らしい。
私もまったく知らなかった。あ、今気付いたけれど、ピカソともスペイン繋がり?!

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いよいよピカソに会いに行く。
美術館を象徴するエントランスの大階段は昔のまま。
ああこの空間、、美しさにため息が漏れる。

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最初に対面したのは有名すぎるこの作品。
ここにいらっしゃったのね。
青の時代はとても好き。ピカソがスペインの出であることを印象づけてくれる気がする。


La Célestine _ 1904

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ちいさな部屋を巡りながら、それぞれの時代のピカソを堪能する。
展示されている作品は、所蔵品の中から選びこまれているんだろう。数はそれほど多くはないけれど、濃密な世界にどんどん引き込まれていく。

素描ばかりが並ぶ部屋。ここ大好きで何度も行き来。
窓際にひとつだけブラックの作品が在る。これがとても良い。

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大作があるかと思いきや、その先にはシュルレアリスム。
目を惹いたのはこの作品。対峙してひとり占め。なんという贅沢か!


Guitare _ 1927

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帽子を被ったマリーテレーズが居たかと思えば、大好きなセラミックのコーナーも。
たまんない、シアワセすぎる。

開館1時間を過ぎた頃から観覧者が増えてきた。アメリカ人観光客と思われる年配の団体さんもいて、賑やかになる。
やはり朝イチで来ておいてよかった。

裏庭に出てみた。

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なんて気持ちのいい青空!

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贅沢な時間を過ごし、気分よくミュゼを後にする。小腹も空いたし、昼ごはんどうしようかな。
アンポルテして公園で食べるのもいいかと思い、ローズベーカリーを目指す。
マレの中心ヴィエイユ・デュ・タンプル通り。いつ来てもお洒落な空気。A.P.C.の店構えがとても好き。

店の前までやって来た。あれ?工事中??
改装なのか移転なのか、よく分からないけど、やっていないのは間違いない。
さあどうしよう。すぐそばのアンファンルージュという手もあるが、そうだNanashiへ行ってみよう。
適当に歩いていたら道を1本誤ったみたい。あの辺って路地がごちゃごちゃ入り組んでいて、職人街だった昔の空気を残してる。

Nanashi。気になりつつも入るのははじめて。
シェフだった遠藤カホリさんは、最近ご自身のお店を開かれたようで、もしかしたらこちらにはもうあまり関わっていらっしゃらないのかもしれない。
狭い路地に面した横長のお店は窓が全開で、店内に居てもテラスのような開放感がある。
12時前後の来店なので、まだお客さんはまばらな感じ。

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BENTO poisson €14

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ここに来たらBENTOでしょう。
日替わりメインはお肉、魚、ベジの3種から選ぶことができる。私は白身魚のピカタを選択。別皿にたっぷり盛られたサラダがすごく美味しい。新鮮野菜をいっぱい食べて身体が元気になってきた。
ランチのお客さんがどんどん増えて、若いスタッフ達はきびきびと店内を動き回っている。ざわざわと賑やかで、まさにカンティーヌ。
美味しかった。ご馳走さま。

お天気最高とあって、どのカフェもテラスが大賑わい。アート本屋Ofr.のある細道は、来るたびにお洒落ショップが増殖している。
バスティーユからメトロで移動、19区Riquetにあるエマウスへ。
ここのオープン日は水土のみ。水曜の営業時間は13時30分からだけど、14時過ぎに着いた頃にはもうかなりの物がはけていた。
もう一店舗、104の店も覗いてみるが特に欲しいものは無し。
まあこういうときは仕方ない。あっさり引き上げホステルへ戻る。
午後からは、ハマムへ。

トランジットの香港で調子に乗って歩きまわりすぎたため、パリに着いた時にはすでに足腰がかなり疲労していた。
マッサージ、スパ、そんな感じのところに行きたいなー。で、思いついたのがハマム。アラブ風のサウナ風呂、イメージは韓国の汗蒸幕です。
パリには沢山のハマムがあるらしいが、最初に思いついたのが5区のモスク内にあるハマム。ここは結構有名で、たまに日本のガイドなどにも紹介されている。よし決定。
調べてみると、曜日によって女性デーと男性デーに分かれているもよう。ほんとは昨日来たかったけど、男性の日だった。

ベルヴィルからモンジュまで、バスを乗り継ぎ移動する。
5区のこの辺りも好きなエリア。カルチェラタンやムフタールのような喧噪はなく、観光客もぐっと少ない。
そういえば以前、オンフルールで泊めて頂いたシャンブルドットのマダムが「パリに住むなら5区のこのあたり」と言っていたのを思い出す。
ご無沙汰だけど、お元気かな。

La Mosquee de Parisに到着。礼拝堂のエントランスをぐるっと裏に回り込むと、カフェレストランの入口がある。
ここのカフェはテラスが最高。緑の木々に小鳥がさえずり、ミントティーが頂ける。
奥に進むとアラブ菓子の並ぶカウンターがあり、その脇の扉がハマムの入口になっている。全然気がつかなかった。
ほの暗い空間にガラスの照明やステンドグラス、エキゾチックなデコールで気分が盛り上がってきた。
撮影は禁止なので、以後文字からご想像くださいな

真ん中に泉がある大きな広間で、アラブ系のマダムがゆったりとオイルマッサージを施している。
初めてなのでどうしたらいいのか分かりませんと伝えると、独特のイントネーションの仏語で一連の流れを説明してくれる。
うーん、わかったようなわかんないような。
入銭料にゴマージュ付きで€43。支払いを済ませ、右手奥のロッカールームへ向かう。
平日の午後だけど、若いフランス人達が結構来ている。ロッカーで居合わせた可愛いマドモアゼル2人組に再び訊ねる。初めてなんで教えてください!
ロッカーの使い方や先ほど貰ったサボンの使い方を親切に教えてくれた。メルシーボークー。さ、ハマム部屋へ。

ところで事前の情報では、ビキニを着用、但し下だけでもよい。とあったので、水着生地のパレオを購入、腰に巻いて入ってみることにした。
しかし行ってみると、皆さんちゃんとビキニの上下を着ていて、上半身がぽろんとしているのは私だけ。ありゃ、ちょっと誤った?
まあ温泉とかでこういう状況には馴れているし、恥ずかしそうにしているほうがかえって恥ずかしいので、平然としていることにした。

まずはシャワーで汚れを落とす。壁で区切られたシャワーブースが幾つかある。シャンプーや石鹸やクレンジングなどのお風呂セットは持参。
受付で渡されたサボンノワールという液体を身体に塗って洗い流し、すべりを良しておく。
さらに奥に進むと大きなサウナ部屋があり、みんなここで思い思いに蒸されている。まさに汗蒸幕。

シャワーのある真ん中の部屋にはビニールのベッドが2台置かれていて、順番にゴマージュをしてくれる。
強者そうなアラブおばちゃんがやってきて、ベッドに寝かされ、全身を隈なく擦り上げていく。韓国での垢擦りと同じシステム。初めてだという仏人はひゃっと声を上げていたけど、韓国アジュンマで馴れていれば、まったくコワくない。
アカスリ久しぶり。隅々までかなり丁寧にやってくれた。ああ気持ちいい、生き返る〜。
ここまでがコース料金。オイルマッサージは別途必要になる。せっかくなのでマッサージもしてみちゃお。
本当は最初の受付段階でトータル価格を支払ったほうがよかったみたい。

最初の大部屋にて順番を待つ。
四方はクッションフロアになっており、サウナ上がりの皆さんが自由に寝そべり寛いでいる。
おばちゃんに呼ばれ、ベッドでオイルマッサージ。絶妙な力加減で全身をするすると滑るように解してくれる。やるなマダム。極楽極楽。

初めてのハマムは大満足。
今回はゴマージュやマッサージも付けたので多少値が張ったけど、サウナだけの利用も可能で、自分たちでアカスリをしている常連さん達も見かけた。色々とシステムも分かったので、次回も絶対来るぞ。
パリ到着日の時差ボケ解消にも役立ちそうだし、もっとディープなハマム開拓もしてみたい。

ハマムを出るとすっかり夕方になっている。風呂上がりで機嫌よく、アレーヌまで散歩する。
紀元前1世紀に造られた円形闘牛場 Les arenas de Lutece。パリには少ない古代ローマの痕跡がメトロ駅の裏側にある。ここも好きな場所。
夕暮れ間近で、幾つかのペタンクチームが熱戦中。さて晩ごはんでも食べてから宿に帰ろうかな。

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何となくアジアンな気分。思いついたのは韓国料理 韓林ハンリン
この店パリではかなり老舗の韓国料理店。少なくとも私が始めてパリに来た25年ほど前には既に営業していた気がする。
唐揚げがスペシャリテで、多くの日本人にも愛されているという。いつも頭の片隅にはあったけど、ようやくトライ。

モンジュ通りを横切って、バルコニー型の階段を上がると、途端に雰囲気が一変する。スノビッシュなパリ。
車の通らない石畳のパサージュにお店はなく、両側は住居が連なっている。開いた窓から漏れ出る光や生活音、キッチンから漂ぅてくる香りなどが心地いい。

静かな路地を左に折れると、またも景色は一変。ムフタールの中心部コントルスカルプ広場。あまりにも出来すぎた、映画のセットのようなパリ感が満ちている。
こういうのも嫌いじゃない。
Han Lim到着。

まだ少し早めなのでテーブルには空きがある。
店主らしきムッシュと若くてちょっとハンサムな男子ふたりでサービスを回してる。
前菜に卵スープ。溶き卵がふわっと優しく、ほっとする味。
そして念願のからあげメゾン。自家製のにんにくダレが絶妙と聞いていたので、もっと辛い韓国風味を想像していたが違っていた。
ネギダレだけど、辛みはなくて品がいい。ごはんと共に運ばれてきたナムル3種も塩辛すぎず、程よい味つけ。
パリの韓国料理店のイメージをある意味くつがえしてくれる感じ。
肝心の唐揚げは、衣に特徴があり、カリカリふわっと揚げてある。これが案外油っこくて。
ビールのお供にならば美味しいに違いない。がっつり好みの男性ならばきっと好きに違いない。でもこの日の私にはヘヴィーすぎた。
3、4個しか食べられず、残すのも勿体ないので持ち帰りさせて貰った。

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そうこうするうちに店はどんどん混んできた。
それにしてもこの2人、めちゃくちゃよく動く。せっかちな韓国人の性質がいい面で発揮されているなあ。
アジョシはやり手ぽい。すべての客に目配りしながら迅速にサービスをする。テキパキと指示を出しつつ、常連さんとの会話も怠らない。
すごいな、プロフェッショナルや。

というわけで本日の晩餐終了。メトロとバスを乗り継いで宿に戻る。
5区から11区の外れまでは結構遠いのだけれど、パリの夜景を眺めつつの小旅行気分も味わいながら。



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by 84vaucluse | 2016-10-24 15:03 | 2016.9 Paris | Comments(0)

Libertéで朝ごはん

pdj à Liberté ménilmontant, Paris 20eme


2016/9/21 パリ快晴

旅に出ると最初の1泊はたいてい殆んど眠れない。若い頃はこれが嫌でいろいろ試してみたけれど、最近はもう諦めるようになった。
時差に加え、気分も高揚しているようで、数日たてば自然と解消していくからね。
スマホを手にするようになってからは、音楽やメールなんかを気軽にチェックできることもあって、苦になることはない。
今朝もやはり早朝に目が覚めてしまったので、ベッドの中でゴソゴソしながら朝を待つ。
頃合いを見計らい、シャワーを浴びて身支度を整える。
今日と明日は休息も兼ね、街巡りを愉しむつもり。まずは朝ごはんを食べようと宿を出る。

ここ数回、来るたびに通っているお気に入りのブーランジュリーパティスリーLiberté
10区サンマルタン店とラファイエットグルメ店には行ったことがあったけど、遠くてなかなか行き着けなかった20区メニルモンタン店にようやく!
バスに乗り最寄りと思われる場所で下車。メニルモンタン通りの東の外れ。この辺りはパリの中でもかなり標高の高い場所で、坂道をどんどん登って行く。
思っていたより下町感は少なくて、落ち着いた住宅街といった界隈だった。やはり実際来てみなければ、街の雰囲気はわからない。

古い石釜を残すファクトリー風の店内へ。
オレンジジュースなどの付くプチデジュネのセットもあったけど、シンプルにパンオレザンとカフェクレームを。
お店の奥にはゆったりとしたイートインスペースがあり、いちばん乗り。

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ふち取りの無い木製トレーに、こんなふうにサーブされた。かわいい演出。
いただきますー。

パンオレザンのレーズンがっ。めちゃくちゃ美味しい。
じゅわっとシューシー、洋酒も効いた大人味で、さくっと軽めのパン生地とよく合っている。ここのパンは総じて軽め。かといって物足りないわけでは無い。濃厚すぎるバター風味の、どっしりとしたヴィノワズリーがどうにも苦手な私には、とにかく好みの味なんです。

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厨房が剥き出しになっていて興味津々。パティシスリーの仕上げをしている。

寛ぎながら朝ごはんを堪能していると、少しずつお客さんが増えてきた。
こんな辺鄙な場所なので、朝に来店するのは近くに住んでる人達ばかり。こんなお店が近所にあったら、間違いなく入り浸りそう。
持ち帰り用にシンプルなサブレを購入し、店内写真を撮らせてもらう。

ひとつずつ試してみているパティスリー。全制覇したい。
真ん中の白いやつがここの一押しバニラタルト。好物のタルトシトロンも気になるよぉ。

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ショコラ味のシュー菓子を買ってみた。クリームがぎっしり詰まって食べ応え十分。
前回食べて絶品だったファーブルトン。やっぱりこのとき買っておくべきだった〜、、

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カウンターの後ろにはパンが並ぶ。

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天板を乗せるラックカートがディスプレイに使われていたりして、センスも素敵。

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外観はレンガ造り。1920年代の建物を、原型を生かしたままに使用している。
無骨な感じを残しつつ、ハードになり過ぎないのがパリらしい。

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坂を下り、バス停へ。
レンガのアパルトマン群が並ぶ一角。ちょっとだけ英国のような雰囲気もある。

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96番に乗り、マレに向かう。
今日はまず開館時間を目指し、ピカソ美術館へ。
リニューアル以降はじめての訪問なので、どんなふうになっているか、すごく楽しみ。




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by 84vaucluse | 2016-10-19 19:12 | 2016.9 Paris | Comments(0)

Parisに到着

arrived at paris!


2016/9/20 パリくもりのち晴れ

朝6:10 CDGに無事到着。ターミナルは2A。
キャセイはいちばん端っこだから、鉄道駅まで延々歩く。
この時間の空港はまだ人が少なくのんびりしてる。かといってガラガラというわけでもないから怪しげな雰囲気はない。
窓口でNAVIGOのチャージ済ませ、RERにて市内へ向かう。
悪名高いRER B線。時間帯にもよるだろうけど、以前ほどの治安の悪さは感じられず、最近ちょくちょく利用するようになった。
遅延などなければバスよりも時間が正確なので、その点でも使いやすい。

サンミッシェルで下車。唯一地上までエレベーターのある6番出口へ。セーヌの脇道、サンミュシェルの交差点のすぐ近くに出る。
バスに乗り換え、本日の宿へ向かう。96番は右岸に渡り、マレを突っ切る。シルクディヴェールからはオベルカンフ通りを東へ登る。お洒落エリアを抜けていくので、車窓の眺めもとても楽しい。Belleville-Menilmontant下車。
ふたつ通りが交差する場所にあるバス停名は、このように通りの羅列で表されることが多い。京都と同じ。分かりやすい。

大通りをベルヴィル方面へ徒歩5分強、予約しているホステルに到着。
地上階はバーカウンターのあるカフェスペースで、ソファが置かれたラウンジやテラス席もある。ここは宿泊客以外も利用可能。
カウンターに居たお兄さんに手続きをしてもらい、セルフ形式の簡単な朝食を食べてみる。
ヴィノワズリー+紅茶かコーヒーで€3。クロワッサンを取り、コーヒーをマグに注ぐ。バターやジャムはお好きにどうぞとボンヌママンが3種類置いてあった。ラウンジスペースのソファに座りリラックス。スマホの充電をしながら朝ごはんを頂く、このスペース、すごく居心地がいい。

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今日は1日長いけれど、それほど疲れが残っていないので、地下ににあるロッカースペースに荷物を預け、お散歩がてら出掛けてみよう。
ホステルからワンブロック南の通りに96番のバス停がある。ただしここは中心部へ向かう時のみで、逆方向のバス停はもうひとつ先の道にある。一方通行の多いパリでは行きと帰りでルートが異なることも珍しくない。バス道に沿って中心部方面へと歩いて行く。この通りは昔からカフェやレストランなどの飲食店が多い賑やかな下町通りで、活気があって好きな道。午前中は閉まっている店舗も多く、あっちへうろうろこっちへウロウロ、気になる景色をカメラに収めて。ああ楽し。散歩時間。

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メトロに乗ってアリーグルへ。人出は多く賑わっている。ぐるっと一周しててみるもの、だめだ何も欲しいものがない。
昼どきに差しかかったので、界隈でデジュネを取る。
L'Ebauchoir レボショワール。いったい何年ぶりで来たんだろう。相変わらずの人気店で、どんどんお客がやって来てテラスも店内も賑わっている。

アントレにフェンネルのサラダ。角切りのスモークサーモンが添えられている。ビネガーが効いたやさしい味付け。すごく美味しい。

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プラは迷って豚肉のロティ。メロンソースとじゃがいものピュレ。鶏以外の肉をほとんど食べない私だけど、時には肉々しいものも食べたくなる。これならイケるかもとチャレンジしてみた。脂のほとんど無いあっさりと部位だったのでなんとか大丈夫、でももう当分は肉はいいなと思われる。

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この日はメロンがメニューの随所に使われていた。前菜にもメロンがあったが、なんとそれは櫛形に切ったメロンが3切れお皿に乗っているだけという。他のテーブルに運ばれていく皿をみてびっくり仰天。こういう前菜もありなんだー。ここのランチはほんとにお得で2皿で13.50€。メインのボリュームは満点だったし、近隣の人達が食堂のように利用している。

腹ごなしに裏道をぶらつきながらバスティーユ方面へ。途中エマウスにて水着素材のパレオを購入。むふふ、これは明日のお楽しみ。
バスで移動。BONTONとMerciをチェックする。メルシーはもうほぼ観光地と化していて欲しいものがあまり無いけど、リネンのハウスホールドシリーズだけはとても好き。モスグリーンのクッションカバーをおひとつ購入。自分土産はやっぱり嬉しい。


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少し歩いて気になっていたカフェに向かうが、入店せずに通り過ぎる。メディアやネットで取り上げられすぎていると、なんだか興ざめしちゃうことが多いのよねぇ。ホステル方面へ戻りながらブラブラ散歩。はじめて通るわけでも無い場所で、静かなパサージュを発見。いままでまったく気づかなった。こういう出会いが愉しいからパリ歩きは止められない。

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初日から歩きまわり、足や腰がかなり疲れてきた。でももう少し、このままホステルまで歩いちゃおう。
途中のカフェでひと休み。インスタで発見したおしゃれカフェTHE HOOD。恰好いい内装、お洒落な店主、お客は皆Mac bookを広げている。焙煎豆を使いマシンではなくハンドドリップで淹れた珈琲を出す、いわゆるサードウェーブな店がパリでも最近増え始めた。普通のカフェにはないベトナム風アイスコーヒーを注文してみる。独り客が多いせいか、とても静か。ガラス窓から外を眺め、ぼうっとしながら時を過ごす。

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長い散歩から戻ってきた。荷物を引き取り、ホステルの部屋へ向かう。
ドミトリーに泊まる際、上段か下段にするかは迷うところ。下段のほうが出入りはしやすく便利だけれど、上段は人の気配が気にならなくて、登ってしまえば落ち着ける。早朝から動くのならば、ごそごそしても迷惑にならない下段のほうがいいかもしれない。今回は到着時に下段をリクエスト。ドアを開けたすぐのベッドだったけれど、みなさん静かで落ち着けた。

ここには2泊滞在する。荷物を整理し、洗面所にて軽く洗濯などをする。夕刻になってきたので、再び近所のお散歩へ。
インスタでフォーローしているL'epicerie vegetaleを目指し、ホステル前の道を下ってみる。
道端に木箱を並べて、旬の野菜や果物をディスプレイ。水色の外観は食材店というよりもブティックみたいでシャレている。
よく熟れた小ぶりのイチジクをふたつ、小さな房のマスカットを購入。

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もう少しと歩いているうちに、気がつけばサンマルタン運河まで来てしまった。
夏の名残りを感じる夕暮れ時間、カナルの辺りは本当にたくさんの人達で賑わっている。
お店の入れ替えが進み、見慣れない店も目立つ。どこも確かに恰好いいんだけれど、なんというか、お金の匂いのするボボ感が漂っている。
うーん、、、ひとつひとつはいいんだけどなぁ、なんだかなあ、馴染みきれない。

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お店が閉まってしまう前に、幾つか買い物。もう歩く元気はないので、バスを乗り継ぎ帰宅。長〜い1日の終わり。

ホステルの屋上に上がり、テラスで寛ぐ。サクレクール、エッフェル塔、ラディファンス、モンパルナスタワー、パリの街が一望に見渡せる。
素晴しい夜景を眺めつつ、買ってきた食材で軽く晩ご飯。

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by 84vaucluse | 2016-10-19 08:51 | 2016.9 Paris | Comments(0)

まずは香港で遊んでみる

旅日記スタート。
浮かれていたので少々長くなります。笑


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2016/9/19/月/ ナゴヤ曇りホンコン快晴


出発の朝。
CX533便は当初10:10発の予定だったけど「1時間遅れます」というお知らせメールが昨夜すでに届いていた。朝の1時間は大きいから結構嬉しい。この日は祝日だったこともあり、ミューは使わず、空いてる電車でセントレアへ向かう。

11:10 NGO発。香港までは4時間のフライト。
沖縄上空で台風に遭遇し、ちょうど機内食が配られるタイミングで激しく揺れ始めた。過ぎ去るまでお預け状態。30分ほどで揺れはピタリと収まったけど、ああコワかったー。台湾を過ぎれば、香港はもうすぐそこ。距離的なものよりも体感的にもっと近い感じがする。

着陸に向け高度が徐々に下がってきた。
起伏にとんだ地形、急な斜面の途中や山のてっぺんに高層マンションが林立している。どこの街とも違う独自の景色に釘付けになる。
14:20 HKG到着。かなり巨大な空港だけど、表示に従えば迷うことなどはない。
入国を済ませ、香港ドルを入手。半日だからひとまず5000円だけ両替してみる。

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市内へ向かう公共の交通機関はエアポートエクスプレスや空港バスなど複数あるが、到着が遅くなったため、高いけど早いエクスプレスを使ってみることにした。オクトパスカードというチャージ式の交通カードを購入し、電車に乗り込む。チケットカウンターの目の前がもうホームになっている。拍子抜けするほどにわかりやすい。新しく快適な車内ではWi-Fiもスムーズに繋がって、さっそくツィートなどしてみる。

25分ほどで香港島サイドの中心地セントラルにある香港駅に到着。
この後も使うだろうからと、駅のカウンターでオクトパスカードに追加チャージをしておいた。それにしても香港ってすごく機能的。先端のシステムを導入しながらも、人間の手が必要な場所にはちゃんと人が配置されている。欧州ではどんどん無人化が進み、チケットは機械で購入、駅に係員の姿なども殆んど見かけなくなっている。日本は真逆でやたらと係員が多い。人がいないと苦情が出ちゃうんだろう。香港はいいこと取りをしてる感じで、すごくスマートな印象を受ける。

駅は大きなショッピングモールになっていて、どっちに行けばいいんだかしばし悩む。勘を頼りに歩いていくと、トラムの走る通りに出た。
そうかー香港島は巨大な神戸だ。海と山に囲まれた狭い地域に街があるので方角を見誤りにくい。海を背にして右に向かえば、上環方面に行けるはず。
わっ、トラムがいっぱい走ってる!!!

香港でやってみたいことのひとつ目は、この2階建てトラムに乗ること。
2階席の先頭に陣取って出発進行〜。

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ゆっくりとした速度で、ビルや車の谷間をガタガタと走って行く。
ひゃーなにこれ、めちゃくちゃ楽しいんですけれどーーー!!!!

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上環方面に向かっていたトラムは、途中が終着だったようで、皆が車両から降ろされた。
もう近くまで来ているはずだし、そちら方面に歩いてみよ。
問屋街のような、少しディープな界隈にやってきた。中環とは違う下町の空気感。香港来たーって感じがする。

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さらに歩くと乾物屋ばかりがずらっと並ぶ通りに出た。貝柱や小えびなどが並んでいて、スルメの匂いが充満してる。
同じような店が延々と続いてるけど、それだけ需要があるってこと?!

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人が増え、活気ある感じになってきた。この辺りが上環の中心部かな。
左に折れて山側に入ってみる。急勾配の坂道に果物や野菜、肉などの食材店というか屋台というかが立ち並ぶ。あまりの坂に道の途中がエスカレーターになっている場所もある。

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お肉屋さんが赤いのは、世界共通。

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だいぶ上のほうまで登ってきた。さらに左折し方向転換。中環方向に向かってみる。

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アップダウンの厳しい坂道を歩いていくと、喧噪がなくなり上品な山の手エリアに差しかかった。下校時間の子供たちにもすれ違う。
調子に乗って歩いたせいで、足腰かなり疲れてる。バス停の向こう側、カーブの途中にガラス張りのお店が見えた。
外のベンチで西洋人のママと金髪の子供たちがジュースを飲んでいる。入っちゃお。

男性がひとりで営むフレッシュジュースの専門店。好きな果物を選び、その場できゅっと絞ってくれる。林檎と洋梨のコンビネーションを頼んでみた。美味しくって一気に飲んでしまったので写真なし。疲れたカラダに染みわたるー。
穏やかな笑顔の店主とおしゃべりタイム。香港人の気質について、英語が苦手でしゃべれない人も多く、しかもシャイだという意外な発言。常連のフィンランド人親子がやって来たり、色々な国の人達がごちゃまぜに暮らしている。界隈には日本人も多いらしい。おしゃべりを切り上げて、さ、そろそろ出ようかな。帰り際「飛行機乗り遅れないようにね」と声を掛けられた。なんかバレてる、私の性格。

その先を左へ下ると洋館などが残るエリアに出るよ、と教えられた。
ものすごく急な階段がふもとのほうまで続いてる。雰囲気はとてもいいけれど、もはや坂などではなく山だなこれは。建物や景色を物色し、写真に収めながら下って行く。
香港って思っていたより断然楽しい!!

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だいぶ下まで降りてきた。手元の地図で確認すると、もう中環エリアに居るらしい。やはり街がコンパクト。
小腹が空いてきたので、メモってきたエッグタルトの名店を探しに行く。観光客が増え、賑やかな一角にあっさり店は見つかった。
日本の若い女子達や韓国のお客さんもとても多い。みんなスマホで写真を撮っている。
焼きたて熱々をひとつ買って、その場でパクリ。
ポルトガルで食べたパステル・デ・ナタよりもぽってり感が強く、アジアの洋菓子といった素朴な味がする。

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仔・ワンチャイ方面に向かおうとトラム停へ。
香港の漢字って台湾ともまた違い、なかなか頭に入ってこない。想像力を駆使して読み解く。大陸はまた異なるんだろうし、漢字文化奥深し。
トラムの中は木造の旧式で狭い上、夕方のラッシュ時で身動きできないほど混んでいる。でも香港人ってマナーが全然悪くない。押し合いへし合いのトラム車内が、やけにライブ感たっぷりで楽しくなる。

この辺りかな〜という場所でトラムを降りた。ここもまた賑やかな街。新宿を小さくしたような雰囲気がある。飛行機に乗る前に足と腰を軽くしようと、チェックしていたマッサージ店を探し回るも、どうしてもどうしても見つからない。疲れ切ってしまいギブアップ。
再びトラムで中環まで戻ることに。2階の最前席から、迫りくるビル群の夜景を眺める。セントラルの金融街が近づくにつれ、夜景はどんどん眩しさを増していった。
すごいなああああ香港、都会です。いや大都会。

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中環より、本日ふたつ目のミッション、スターフェリーに乗りに行く。
桟橋の向こう側は巨大なアップルストアがあり、みなさん熱心にりんごマークを撮影中。

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スターフェリー、これもオクトパスカードで乗ることができる。
上層階と低層階では料金が異なるが、安いほうの下の階でじゅうぶんだった。
出航とともに素晴しすぎる夜景が目の前に現れた。海から見上げる高層ビルは、なんとも言えない迫力がある。どんな豪華なクルーズよりも感動的。夢中で眺め写真も撮ったはずなんだけど、何故か記録されてない。

あっという間に九龍サイドに到着。もうあまり時間が無いから、夕飯をさらっと食べて空港に戻らなきゃ。とつぜんの通り雨、傘持っててよかったわ。
ペニンシュラの角を曲がり、尖沙咀のメインストリート・ネイザンロードからバスに乗る。九龍は道がまっすぐ通っているから、路地以外は比較的わかりやすい。

佐敦にある自家製麺の専門店、麥文記麺家
食堂のような小さく簡素な店構え。入口のお姉さんに人数を告げると席に案内してくれる。回転は早いが常に混んでいて、おひとりさまは相席になる。地元のおじさんと同席し、さっそく目当ての上湯雲吞麺をオーダー。雲吞がワンタンだということを後日知る。
カフェオレボウルほどの小ぶりな器に麺が山盛り乗っている。掻き分けると中から大きなワンタンが幾つも出てきた。海老がぷりっぷりー。麺は若干ゴム風の、独特の固い食感で好き嫌いが分かれるかも。出汁がよく効いたスープも絶品。やっぱり香港っておいしいんだっ。さっと食べてすぐ移動。数軒隣りの松記糖水店にて、大好きな豆腐花、完食。
思い残すことはなく空港へ。

エアポートエクスプレスの停車する九龍駅は、少し外れた場所にあり、近隣のホテルを廻る無料のシャトルバスが出ているはず。乗り場がよくわからないので、大きめのホテルに入り、クロークのお兄さんに教えてもらう。通りの脇で待っていると程なくバスがやって来た。乗客はフランス人のムッシュ2人だけ。もしかしたら同じ便でパリへ向かうのかも。
近代的な九龍駅。オクトパスカードの残額を調べてもらい、足りない分だけチャージする。カウンターのおじさまはこちらの意図をさっと汲み取り、機転の利いたサービスをしてくれる。香港人=出来る人。今日1日でそんなイメージが固まった。

午後10時過ぎ。長い1日がようやく終わり、無事空港まで戻ってきた。
出国を済ませ、搭乗前にシャワーを浴びようと思っていたら、案の定ラウンジ前には行列ができている。深夜発着が多い空港なので、みんな考えることは同じみたい。かなり汗をかいたので、ほんとはシャワーがしたかったんだけど、時間もないし断念。
トイレに籠ってウェットテッシュで身体を拭いて、持ってきた下着と服に着替える。洗面で化粧を落としたら、かなりさっぱりすっきりできた。

さてと、ようやくパリへ。
CX261便、0:05発に搭乗です。
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by 84vaucluse | 2016-10-08 10:47 | 2016.9 Paris | Comments(0)

タビの準備

パリレポを始める前に、まずは旅の概略から。
自分的覚え書きも含まれますので、やや細かい内容になってます。
どなたかの旅の参考になればとも思ってますので、よろしければどうぞ〜。



▶エアチケット 
 
キャセイパシフィック(CX)のオンラインより8/31に予約。あら1ヶ月切ってたのね。
諸税込みで79.990円。我ながらいいもの見つけたと思う。この価格で見つかったから行くことを決断したようなもの。9月は結構混んでる時期で、日系・エアフラ・大韓なども10万円以下で見つかることはめずらしい。
出発日を決める際考えたのはお盆休み。香港も旧暦を使っているはずだから中秋節は連休になるはず。調べてみると今年は9/15。翌日の16日も祝日となるらしい。週末まで休日が続くとしても、週が開ければ通常モードに戻っているだろう。
というわけで、19日月曜発の便に決める。キャセイの名古屋-香港間は1日2便飛んでいて、午前発が直行便、午後発は台北経由で香港に向かう。これは以前と変わっていない。どちらにも乗ったことがあるので勝手はよくわかっている。
午前発の直行便を選ぶと、香港で約10時間のトランジットがある。これを利用して、香港も楽しんでしまおうと目論んだ。香港行くの、なんと返還以来はじめてですっ。



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▶宿その1.
 
一都市滞在で複数の宿を泊まり歩くことは滅多にない。特にパリではやらないなぁ。
日々増えていく荷物を片づけ移動するのは面倒だし、無駄な労力を要するもんね。
最近はもっぱらAirbnbでアパルトマンを探しているが、ひとりで借りると激安というわけにもいかないのが現状である。
ちなみに私の予算は1泊€50くらいまで。パリ市内でホテルを取れば、この価格はかなり厳しいから、いい物件が見つかれば上出来だと思われる。
今回は火曜朝パリ着ということもあり、最初の2泊はホステルに泊まってみることにした。ベルヴィルにある Les Plaules。
オープン以来、日仏ともに色んなメディアで取り上げられていて、ずっと気になっていた。
地元の若手が作り上げたこの手の小規模なお洒落ホステルが、パリにまだとても少ない。
一昨年に宿泊したコロネル・ファビアンのホステルは、かなりの大規模施設だったので、やはりちょっと忙しなかった。
このホステルはユニークで、ドミトリー以外に個室も完備している。私はもちろんドミトリー、女子部屋を予約した。
航空券を購入してから直ぐに手配。直営HPより1泊1bed €26。この価格、物価高のパリではホントに有り難い。市税はチェックイン時に別途現金で支払った。
一般的なドミトリーには、mixという男女混合部屋と、女子だけ男子だけというセパレート型がある。日本を含むアジア圏ではミックスドミは少なくて男女別が多いもよう。習慣や文化の違いかな。欧州諸国は国によっても傾向が違うけど、フランスは他国に比べてミックスの度合いが高いような気がする。
女子部屋はほんとに数が少ないので(無い場合も結構ある)予約時には要注意。
私も最初は抵抗があったけど、満室で取れなかった時に泊まってみたら、まあ何てことはなく快適に過ごすことができた。
Les Plaulesについては追って感想を書きますが、私はとても気に入った!
数泊ならば、また是非とも利用してみたいです。

 

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▶宿その2.

中の5泊はいつものようにアパルトマンを借りる。私の場合、週末は市に通い、持ち帰った荷物で部屋の中が大変なことになる。
なので人の出入りがあるホテルよりも、独り占めできるアパートのほうが断然使い勝手がいい。
渡仏の予定が決まってなくても、Airbnbの物件リストは日頃からよくチェックをしているので(もはや趣味のようなもの、笑)目星を付けていた部屋の中から、期間中借りられそうな宿を探す。
あんなに膨大な物件があるのに、価格、立地、そして間取りやインテリア ←私の場合これ重要〜、が気に入るものって数少ない。
今回の宿は掲載写真で一目惚れ。ちょうど空きがあったので、即家主にコンタクトを取る。
エアチケットの空き具合と家主とのやりとりを同時進行でこなしながら、どっちも確実に取れそうだと分かった時点でえいっと一気に予約。ネットが発達したからこその、便利技。
価格、設備は申し分なく、ひとりではじゅうぶんな広さだった。立地は中心部よりかなり離れた20区外れ。
スタルク監修のおしゃれホテル・ママシェルターなどもあって、ちょっと気になるエリアだった。
至近にメトロ駅は無く、ガンベッタまでバスで2区。他にもシャトレまで直行できるバスが走っているので、バス派の私には問題ないでしょう〜。
料金は1泊6000円ほどだった。ここ、立地も含めてかなり居心地がよく、またリピートしたいと目論み中。
20区サンブレーズ界隈はですね、誰にでも無条件には勧めませんが(やはり街まで少し遠いから)、パリにある程度土地勘があり、住宅街とかのほうが好みの方や、お安く滞在したい場合ならばオススメします。
辺りはぜんぜん寂れていなく、お店がいっぱいでとても便利、そして治安良し。緑が多く公園もたくさんあるからお子さん連れにもいい感じ。
イメージとしては、上社や藤が丘から徒歩15分くらいの住宅地。ただしもっと賑やか。
パリは街のサイズが小さいので、シャトレ(栄)まで、バスで30〜40分ほどで出られます。
つーか、この情報。ほんとに要るんかな。笑



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▶宿その3.

ベルヴィルに20区外れ。パリを知ってる方ならば、何故にそんな場所ばかりを選ぶのかと思うことでしょう。
この感じだと西方面には行かないだろうなと思い、最後の1泊だけ、ザ・おパリなサンジェルマン・デ・プレのホテルに泊まってみることに。
サンジェルマンですよ!デプレですよ〜!!パリ好きでこの界隈をキライな人っていないんじゃないかしらん。
でも高いんです。とてもとても。アパートなどの貸し物件は少ないエリア。
こぢんまりと可愛らしいプチホテル的なものは沢山あるんだけれど、どんどん値上がってしまい、今や私にとっては高値の花。
手が届きそうなだったお手頃ホテルも、リノベーションを機に小洒落てお高いホテルに変わってしまったりして、なかなかねえ、難しい。
ホステルとアパルトマンが予想以上にお安く済んだので、最後の1泊は贅沢してみることにした。贅沢といっても慎ましく、1泊€102で、バスタブつきの部屋をリクエストした。
6区のホテル、ルイジアナ。
ここ、昔っから変わらずやってる中級ホテル。サンジェルマンのど真ん中、ダ・ローザの隣りです。立地は最高。
最後の1日、ここを拠点に周辺をぶらぶらしよう。もうそれだけが目的。
いったいいつ作ったんだろうという古っぽいHPがあり、予約のリクエストを入れたけれど返事はなかった。結局メールで問い合わせ。
以後は全てメールでのやり取りだった。レセプションからの返信はいつも早く、問題なし。
ファッション関係の常連客も多そうなので、コレクションと被る時期などは(←今回まさにコレ)早めにコンタクトしたほうがいいかもしれない。
空港へはサンミッシェルからRERで。私もこれを利用しました。


 
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by 84vaucluse | 2016-10-05 23:31 | 2016.9 Paris | Comments(0)

Paris _ France 2016.09

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10日間のパリ滞在より戻りました。

とつぜん決めた今回の旅。
まあ突発とはいうものの、年内にもし行くんならこの頃だなーとは漠然と考えていたこともあり、飛行機と宿の手配が整えば、あとは現地に向かうだけ。

思えば昨年の滞在から約1年。私がパリを去った直ぐ後に、あの事件が起きたのでした。
パリは今どんなふうになっているのか。
パリに暮らす人々が、テロリストに屈せず平静を保って暮らしていこうと意気込んでいる様子は、何となく想像がついていた。
でも街全体の雰囲気は?激減していると言われる観光客はどうなったんだろう。

行き先だけの問題ではなく、旅をすれば、某かのリスクは高くなると承知している。
空港や駅などの交通機関や美術館、人が多く集る場所を避けて通るわけにもいかないし、昨年のようにそこらの街角で事件が起こる可能性だってある。
もしも事件に巻き込まれたら。
自分だけの責任では済まされず、家族や知人、直接関係のない人達にまでご迷惑をおかけすることになるかもしれない。そのことだけが心の奥で少し引っかかっていた。
結果、何事もなく、無事日本に戻ってくることが出来た。
運命に感謝するしかない。

--

ではパリの街はどうだったのかというと、まあこれが穏やかで平穏そのものだったのです。もちろん、無事帰国できたからの感想だってことは承知の上で。

やはり観光客はかなり減少していました。
欧米人、特にアメリカ人は見かけたけれど、アジア人はさっぱり見ません。
昨年まで街中に溢れていた中国大陸の方々が、きれいさっぱり居なくなっていたことがかなりの驚き。
聞くところによると、北欧など他国へ流れているらしく、安全や安心はお金で買うという基本姿勢が徹底していて、それはそれで潔いなと思う。
若くてちょっとお洒落な女の子たちは大概コリエンヌ。同胞の人達は、ほとんどお見かけしませんでした。
滞在エリアがかなり東外れだったことに加え、観光地的な場所にほとんど出向かなかったこともあるとは思います。
だってボンマルシェやメルシー、パトリックロジェなどにはいらしたし、でもまあ全体的にはそんな感じでありました。

そしてこれは個人的な感想ですが、観光客が減ったせいか、街中の人口密度が低くなり、なんだかのんびりとした空気を感じました。
いつもキリキリしているパリの人が、みなさん少しだけ穏やかになっているというのかな。
今まで当たり前のようにやって来てお金を沢山落としてくれてた観光客が減り、その有り難みが身に沁みたんじゃない〜?という知人の意見も、最もだなと頷けます。

そんなムードに流されて、私自身もリラックス。
心地のいい、すてきな時間を過ごしてきました。
沢山歩き、たくさん写真も撮ったので、随時ここで紹介していきますね。

書きかけになっているヘルシンキの旅記録、こちらもいずれ完結させるつもりです。 ←ほんとか?!

夏の面影を残しつつ、ほんのりと秋を感じた9月のパリを綴ってみたいと思います。
よろしければ、お付き合いくださいませ。


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by 84vaucluse | 2016-10-05 17:13 | 2016.9 Paris | Comments(0)

Bon voyage a tous!


by 84vaucluse
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