20区サンブレーズの宿

J'ai loué des appartement quartier saint Blaise.



2016/9/22 爽やかな午後 

今日から5泊、アパルトマンを借りる。
家主は現在留守中で、ハウスキーピングを担当している女性と待ち合わせることになっている。15時。家の前ですんなり合流。鍵を貰い、部屋の中をひと通り案内してもらう。
早口のフランス語で捲し立てられ、一見コワそうな雰囲気もあったけど、別に悪い人では無さそう。帰り際に何度も、メトロではスリに気をつけるよう注意を受けた。
ハイ、気をつけます。

あっという間に彼女が去って、ひとりになった。
荷解きをしながら部屋の体裁を整える。その間に洗濯機を回しちゃおう。

今回もAIrbnbにて予約。なんだかんだと調べるものの、ここ数年はほぼこのサイトを利用している。
私の場合、立地、価格はもちろんのこと、部屋のインテリアが重要な検索基準となる。
好みの部屋で過ごしたいというのは勿論のこと、暮らしのセンスは人柄や人生観をダイレクトに反映するので、気持ちのいい滞在先を探し出すには欠かせない要素だと確信してる。
ここは写真で見かけた時から、わっ可愛い!とすごく気になっていた物件。しかもお安い。
20区のこのカルティエにも興味があって、いちど泊まってみたいと思っていた。

教会から南へ伸びるサンブレーズ通りは車がほとんど入らなく、住民たちの歩行者天国のようになっている。
アパルトマンは通りに面して玄関があり、ドアを開けるとアトリエになっている。ここはふだん家主が仕事場として使っている空間。
ミシンが置かれており、布のオブジェなどを作る方のよう。

a0119620_20000492.jpg
a0119620_20002396.jpg
a0119620_20004437.jpg


その奥が居住スペース。
キッチンには4口のガスコンロ、オーブン、冷蔵庫など、必要なものが揃っている。
仏家庭には必ずティファールがあるから、お湯もすぐに湧かすことができる。
調理器具はそのお宅の状況による。料理をよくする人ならば、鍋などの調理器具や調味料が充実している。ひとり暮らしのお宅だと、必要最低限ということもある。
ここは完璧。食器も多く、何ひとつ不自由はない。
ただひとつ困ったことは、冷蔵庫のドアがなかなか閉まらなかったこと。
パッキンが弱くなっているようで、バタンバタンと10回くらい閉めるうちになんとか止まるという感じ。
そういえば前にもこんなことがあったなあ。日本ではあり得ないけれど、これってパリあるある?!なのかも。
始めは苦戦していたが、だんだんとコツがつかめてきて、最後にはだいぶ楽に閉められるようになった。

a0119620_20012441.jpg

リビングダイニングは中庭に面している。
庭といっても住民共有のスペースで、ご近所さんの姿を見かけることもある。
左隣りはオフィスになっていて、お仕事中のムッシュと顔が合うのもなんなので、常に薄手のカーテンを引いていた。

a0119620_20015924.jpg
a0119620_20022072.jpg
a0119620_20023751.jpg

布で仕切られた奥の間には、マットレスが置かれていて、寝室になっている。
シングルサイズが2つ並べてあるので、ひとりならばかなりゆったり眠ることができる。

a0119620_20031867.jpg

バスルームはシャワーのみ。
電気をつけると自動で換気扇がかかる仕組みなので、換気もばっちり。
浴室内に吊られたアイアンパニエにシャンプー、コンディショナー、ボディソープが数種、よりどりみどり。
タオル類も多めに用意されていて、家主の気配りが伺える。
トイレはセパレイト。これも結構有り難い。

荷物を広げてしまう前に、部屋を軽く撮影する。
色を合わせてコーディネイトされたお洒落な空間。ミッドセンチュリーを取り入れた小物使いや色選びから、たぶん30代くらいの方じゃないかと想像する。自分のいつもの好みとは違うけど、これはこれで楽しいな。
後にわかったことだけど、家主の女性はデコレーション関係のお仕事をしているらしい。
さすがに洒落てるわけだー。
ヴィンテージや布などを上手く使い、センス良く暮らしやすい工夫が至る所に施されている。
エルデコかフィガロジャポンのパリ特集にでも出てきそうなお宅だが、パリだからといって、みんながみんなこんな暮らしをしている訳じゃない。
こんなすてきな部屋を借りられて、ほんとに嬉しい。

家具を動かし、心地いい空間に設え直した。
そうこうするうちに、洗濯が終わったみたい。
背の高い折りたたみのハンガーラックを広げ、洗濯物を室内に干す。
夕刻だけど、まだまだ日が高い。
買い出しを兼ね、ちょっとお出掛け。

近所のお店をチェックしながら、少し歩いてみる。
最寄りには小さなフランプリがあり、日曜以外午後10時まで開いている。重い水などはここで買ってしまえばいいだろう。
バス停のすぐ側にある郵便局。場所を確認し、開いてる時間をメモっておく。
バニョレ通りを緩やかに下っていくと、アレクサンドル・デュマに出る。
この道が程よく賑やかで活気がある。家主がすすめてくれたビオスーパー、設えが洒落ている角っこのレストラン、右手に入ればペールラシェーズ墓地に突き当たる。

a0119620_07051971.jpg


途中からはバスに乗る。76番ルーブルリヴォリ行き。
シャロンヌ通りをまっすぐ走り、20区から11区へ。
はじめて乗るバス路線は興味津々、車窓からお店や景色をチェックする。
大きな交差点の脇にすごく賑わっているシャルキュトリーがある。きっと美味しいだろうとインプット。
よほど空いている時間帯を除いては、終点までは時間がかかる。
適当な場所でメトロに乗り継ぐのが最善とみた。

Ledru-Rollinにて下車、メトロでオペラへ。
ガルニエで行われる月曜夜のバレエ公演チケットを買おうと思ったが、オペラ座前にて気が変わる。本当に行けるかどうか分からないので、もう少し様子をみてから決めよう。
オペラ座を拝んだだけでバス移動。マレ方面へ。
今日のうちに幾つか買い物を済ませておきたいので、お店が閉店してしまうまでに効率よく廻らなければ。

そうは言いつつ、お、気になる路地。曲がってみちゃお。

a0119620_07082486.jpg
a0119620_07083995.jpg
a0119620_07242249.jpg
a0119620_07085521.jpg


アルシーヴ通りのマドモアゼル・ビオにやって来た。
ここはオーガニックの化粧品などを専門に扱うドラッグストア。仏全土でチェーン展開しており、パリにも複数の店舗がある。
いますぐに必要な、パウダリーファンデーション、黒マスカラ、リップクリーム、ミニサイズのローズウォーターなどを購入。

せっかくここまで来ているのだから。そうそうパンドシュクルにも寄っておこう。
ケーキを扱うメイン店舗ではなく、並びにあるパンとお総菜の店に入る。
接客にあたるムッシュに何となく見覚えがあるような気がするんですけれど、もしやシェフご本人?だとしたらなんて働きものなのかしらん。
そのムッシュがたったひとりでオーダーとレジをこなす。私の番、どれもこれも美味しそうで目移りしまくる。
今夜のおかずに自家製のタブレを選び、スコーンをひとつ、レジ前にあったチョコレートとノワゼットの大判クッキーも衝動買い。

あと欲しいものはチーズとバター。
まだ急げば間に合う。サンポールのデュボワへ行ってみよ。
閉店の10分前に滑り込んだが、まだ大勢の買い物客がいる。日本の方がいらしたのでスムーズに買い物が進む。
まずはコンテ。今あるものでいちばん古いという24moisをひと塊。小さめのを選んでもらったが300g €12.90。
ボルディエがあったので一緒に購入。ふう、今日の買い出し無事終了。

目の前がバス停だった。
街灯に灯がついて、西の空が夕焼けに染まっている。
暮れゆく時間。
やっぱり美しいな、パリ。

a0119620_07144571.jpg


[PR]
by 84vaucluse | 2016-10-30 07:54 | 旅 2016.9 パリ | Comments(0)